乳製品アレルギーに最高のスイーツ!

20年近く乳製品断ちをして、虚弱だった胃腸はすっかり元気になっているしいいことずくめなはずだが、ひとつだけ、乳製品を使ったスイーツを我慢しなければなならいのはストレスだ。「ブッシュドノエル」のページに乳製品を使用しない豆腐を使ったケーキを紹介したことがあるが、リピートして食べたくなるほどの味ではないし、つくるのもめんどくさい。
ある日の料理番組で「ヨーグルトでもどした乾燥マンゴー」というのを紹介していた。もどしてふやけた乾燥マンゴーを細かく切ってご飯に混ぜて、スイーツリゾットみたいなものをつくっていた。甘いリゾットに食指はのびないが「ヨーグルトでもどした乾燥マンゴーってどんな食感になるのか」ワクワク。ヨーグルトも乾燥マンゴーも大好きだし、さっそくつくてみた。
つくりかたはかんたん。画像のような密封容器にプレーンヨーグルト(加糖のはだめ)をちょっとひく。その上に乾燥マンゴー(大きかったら鋏でカット)を適宜並べる。その上にまたヨーグルト、マンゴー、ヨーグルト、マンゴーと、漬物でもつくるような感じ。乾燥マンゴー100gにプレーンヨーグルト250〜300gくらいがめやす。密封して冷蔵庫に保管して丸1日たてば完成だ。
「ヨーグルトがおいしい!!」はじめて食べたとき素直に感じた。乾燥マンゴーを食べるためにつくったのだが、ヨーグルトがめちゃくちゃおいしいのだ。もちろんふやけたマンゴーもおいしい。乾燥マンゴーに水分を吸われて、ギリシャヨーグルトをもっと濃厚にした、ちょうどクリームチーズのような食感。マンゴーの甘味と風味が水分と交換にヨーグルトにしみ込んでいる。
スーパーで100円ぐらいのプレーンヨーグルト(低脂肪じゃないほう)が、一夜でクリームチーズ風に変身!乾燥マンゴーもどこでも売っているものがりっぱなスイーツに。(甘露煮みたいに透明な色の乾燥マンゴーはダメ)乳製品ではないから食べ終えた容器の洗浄もらくちんだ。乾燥マンゴーの甘味だけで砂糖は使っていないが、食べ過ぎは糖質オーバーになるから気をつけたい。
こうして盛りつけた見た目は、白和えみたいであんまりスイーツな感じがしないな。きれいな色のジャムとか、生のフルーツとかちょっとトッピングしてあげると、それらしい見栄えのスイーツになるんじゃないでしょうか。乳製品断ちをしている当方には、実にすばらしい乳製品風スイーツの発見だ。ちなみにヨーグルトは乳酸菌の働きで乳糖が一部分解されるので、乳製品アレルギー(乳糖不耐症)の私でも食べられます。(ヨーグルトもダメという方は、ぜったいやめてください)

更新日 2020-04-26 | 作成日 2020-04-26