さらば!

2007.11.15

ここ一年ほど、正常に収まっていた胃の噴門部が、横隔膜の穴からとびだしてヘルニアとなり、繋がっている食道を胃液で傷つけるという事態に。胃液を抑える薬を常用することになってしまった。「食道裂孔ヘルニア」というのだそうで、最近多く見つかる症状なんだとか。大手薬品会社のホームページなどでも、紹介されていたりする。これはこれで、ストレスなどから横隔膜の動きが悪くなったり、硬くなったりしたために起こるのだそうで、やっぱりストレスは身体に影響大だ。

かかりつけの医者に、乳製品断ちの効果について話したところ、日本人の多くはモンゴル系で、乳製品の消化力があるのだけれど、乳製品を消化する酵素がなくなっている日本人も多いという。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう人は、ほとんど皆後者なのだとか。アルコール分解酵素がある体質の人とない人で、酒に強いか弱いか分れるそうですが、牛乳(乳製品)も強い人?と弱い人がいるわけだ。

さて、ここまで読まれたあなたに、私のような食べ物による身体への悪影響の心当たりはありませんか。私の場合は乳製品アレルギーというようなものですが、アレルギーという範疇で見てみますと、ポピュラーなところでは卵や小麦粉、命を落とすこともあるという蕎麦アレルギーなど、身近な食材でアレルギーを起こす人はたくさんいるようだ。

身体が求めていない食物は、身体が排除しようと下痢するんだな、と。下痢することは、体内浄化作用であると認識することにしたのです。溜まった毒素を自動的にはきだす、かしこい身体。腸内洗浄という、SMチックな浣腸行為も、同じ効果を求めてするのでしょう。きっと。

胃腸虚弱で、牛乳をグイッとやるとお腹がゆるくなってしまうというあなた。私がしたように、乳製品断ちを試してしてみませんか。もちろん、長年にわたって摂食してきた食べ物の影響をなくすわけですから、短期間で効果を求める、せっかちなタイプの人にはできないかもしれない。また、仮に乳製品が胃腸虚弱の原因だったとしても、胃腸虚弱を治すことより、美味しい乳製品をこれからも食べられる方を選ぶ、という価値観の人もいることだろう。
私は大好きな乳製品を我慢してでも、胃腸虚弱から抜けだすことができた心地よさを持続する方を選んだ。いつ起こるか分からない下痢にビクつきながら生活するという過去に戻る気はない。

「乳と共に去りぬ」
さらば、ゲーリークーパー。

更新日 2020-04-26 | 作成日 2020-04-26