その後〈乳製品摂取のリスク〉

2008.4.20

乳製品断ちを実行して、乳製品アレルギーによる胃腸虚弱を克服した「わたしのおなか」は、その後食道裂腔ヘルニア(DACエクスタシーコラム参照)の発症にともなう胃炎はあったものの順調で、このコラムは終了していたのだが、興味深いニュースが2008年4月16日付けの新聞各紙に掲載されたので「その後」と称してコラムにつけ足すことにした。

記事は「乳製品を多く摂取している男性の前立腺がんリスクは1.6倍」という趣旨だ。記事の影響を配慮してか「大腸がん予防の報告も」と、乳製品の効果も併記している。もちろん、予防効果よりも危険リスクの方が重要だ。「乳製品に含まれるカルシウムが血中のビタミンD濃度を抑えたり、飽和脂肪酸が男性ホルモン濃度を上げたりして、リスクを高めている可能性がある」とのこと。

私は一昨年、おしっこの出が悪くなり、心配になり病院で前立腺がんの有無をしらべる血液検査を受けた。前立腺がんは血液検査で、ほぼその有無が判断できる。結果は白でホッとしたのだが、前立腺の病気は男性特有の病気であり、自覚症状は男性にしか分からない。特に中年以降は気をつけなければいけないのだ。そんな前立腺がんのリスクが、乳製品を多く摂取することで高くなるというニュース、ちょっとは気にした方がいいかもしれない。

更新日 2020-04-26 | 作成日 2020-04-26