わたしのおなか

おなかとストレス



■まずはあなたのおなかアンケート


1) 朝、自宅のトイレで用を足したはずなのに、満員の通勤電車の中でゴロゴロ。しょっちゅう起こるので、いつしか途中通過駅のトイレの場所をちゃんと把握してまっている。

2) レストランで愉しい食事をして店を出て、駅までの帰り道でゴロゴロ。「急用があるのでお先に。」なんて、青い顔して駅に駆け込むことがある。

3) 前の晩、お酒をたっぷり飲んだ翌朝は、かならずお腹がゆるい。

4) 熱い食べ物をかき込んで食べたり、冷たいものをたくさん食べると、すぐもよおす。

5) 調子に乗って、ちょっとお腹いっぱい食べたりすると、てきめんに急降下しちゃう。

6) 風呂上がりに片手を腰にあてて冷たい牛乳を飲んだりすると、確実に5分以内でゴロゴロ。

7) 下痢のため医院で過敏大腸炎とか急性腸炎とか言われて、整腸薬や下痢止めを処方してもらうことが年に何度かはある。

8) 小さい頃から「この子は胃腸が弱くてね。」なんて、母親を心配させてきた。

9) すぐお腹にひびくくせに、カプサイシンたっぷりの辛い料理、刺激の強い食べ物が大好き。

10) 食べ物の好き嫌いは、比較的少ないほう。

どうですか?これらの症状や嗜好は、私自身が40数年間にわたって経験してきたことです。どちらかというと痩せ型で、顔色が青白くて神経質に見られる。ほんとはズボラなんだけれど・・・。あなたが、こんな私と同じようなタイプだとしたら、この先を読み込む価値はあります。
もちろん、本当に体質的に「胃腸虚弱」の方はいらっしゃるでしょう。でも、私のように「仮性胃腸虚弱」とでもいう体質の人も、けっこういるんじゃないかと考えられるのです。



「ストッパ持ってるでしょ。右のポォーケッ!」。2年くらい前、山口もえがかったるい鼻声でナレーションする下痢止めのCFがありました。(現在はサラリーマン役の役者が電車内でもん絶しています)突然もよおした便意をほんとうに止められるのか興味があったけど、そのころにはすでに下痢症は完治していたのです。

[過敏性大腸炎]
器質的病変(腫瘍、潰瘍、炎症性腸疾患等のようにレントゲンや内視鏡で見つかる形態的な異常)が無いのに、とつぜん下痢したり、逆に便秘したりをくり返す。正式には「過敏性腸症候群」といい、日本人の10〜15%がこの症状を持っている。
その原因は主にストレスで、脳が不安や精神的圧迫などのストレスを受けると自律神経を介してストレスが胃や腸に伝達され胃腸の運動異常を引き起こし、腹痛や便通異常が発生するのだ。そして、一度、ストレスの負荷により、腹痛を起こして下痢をした経験が引き金になって、お腹に注意が集中するようになると、少しの痛みでも感知して、この腹痛がさらに不安を増幅させ下痢や便秘が悪化するといった悪循環を起こす。
(参考:ドクター吉本のホームページhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yuyo/index.html)

うーん。「過敏性大腸炎」で検索したお医者さんのホームページには、読んでいるだけでお腹がキュルっとなりそうな、とてもわかりやすい説明が。
でも思い出すと、私の下痢症は下痢と便秘を繰り返すタイプではなかった。ということは、私の場合は「過敏性大腸炎」ではなかったということになる。

更新日 2020-04-26 | 作成日 2020-04-26